少なくとも秋口からこの日を照準に、日々の稽古を組み立ててきました。
ただ、試合で勝ったり負けたりするのは、一過性のものであって、
自分は自分自身が選手であるときもあまり、
勝ち負けに拘泥してきませんでした。
勝負だけの虜囚になってしまうなら、
勝って孤高の天狗になるか、負けて徒党を組む狢になるかいずれか、
いずれにしても転落するに違いないと思うのである。
では何にこだわるのかというと、自分の場合は、
普段練習しているときの姿が、緊張感や重圧や体調の良不良にさほど影響されずに、
試合の時に表せるか、ということである。
試合の時だけ超人になる、というよりも
日常から楽しい生活が送れるみなもとに、空道をおけるようにと願う。
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今日は静岡西同好会から田島新也選手が、
富士山同好会から出稽古にきてくれている曽我和昭選手が、
同じ北斗旗空道全日本体力別西日本予選の−250クラス(体重と身長を足して250以下)に
出場した。
田島選手は再三再四、遠間から放つ強烈な右ストレートで相手の顔面をとらえたものの、
わずか警告1により惜しくも敗退。
曽我選手も遠間からの打撃で効果をとり、
組んでは総合仕込みの投げで相手選手を圧倒し、
寝技でも自信を見せつけて、強豪ひしめくクラスを制し、瞬く間に優勝。
今日の姿をみて、ますます未来が楽しみな二人でした。
静岡市空道協会合同遠征とあり、最後は三人で。
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