とにかく反復することで見えてくるような気がする、
というところへ到達するときがある。
そう思っているので
一日の時間をすべて塗りつぶす。
すると、三日間が一日と思うようになってくる。
たとえば今7月29日(火)23:10なのだけれど、
ぼくの感覚としては、今朝は土曜の朝だったような気がしてならないのだ。
時間跳躍というのはもしかしたら
意識の流れの中ではできるのかもしれないと思う。
でもそれは「眠っていただけ」「呆けていただけ」と
言われれば、そうかもと首肯するしかないていどの感覚だとも思う。
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静岡西道場は、静岡市内の道場で
(火)18:00〜20:00まで、
(金)19:00〜21:00まで稽古をずっとしています。
ぼくは、門を叩いてくれた人の目的に添うように
全力で支えたいと思っています。
一週間に二回、空道の定時稽古をして、
週末はのろのろとだけれど10km走る。
夏なのでかなり暑い。
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7月、今日までに観た映画は15本。
1「わたしの魔境」2022年、天野友二朗監督 近藤里奈主演。湯川華はマルチ商法で利益を得ているブラック企業に入社してしまう。心配するふりをして接近してきた先輩社員に乱暴されてから、カルト教団に興味を持つ。
2「愛にイナズマ」2023年、石井裕也監督 主題歌エレファントカシマシ「ココロのままに」
念願の映画監督デビューを目指している折村花子は悪党のプロデューサーにだまされすべてを失う。花子は反撃を決意し、映画を作ろうと10年以上も音信不通だった実家に帰る。
3「好きにならずにいられない」2015年、ダーグル・カウリ監督 アイスランドに住む43歳の大男・フーシは空港の荷物係をしているけれど、仲間から嫌がらせを受けている。母からもらった体験券でダンススクールに行ったフーシは女性と出会うが、いく度も約束を反古にされ傷つけられる。
4「悪い夏」2025年、城定秀夫監督 市役所のケースワーカー高野がシングルマザーの林野愛美の受給につけこんで肉体関係を強要しているという情報をつかんだ宮田は、後輩の佐々木に確かめるよう指令する。佐々木は林野のアパートを訪れるうち強請られ周りの思惑に取りこまれていく。
5「にんげんこわい」心眼(賀内健太郎監督) 盲目の按摩師・梅喜はお百度参りをすれば目が見えると聞いて薬師様へ通う。ついに目が開いたが、梅喜を支えてきた妻・お竹は浮かない。ほか。
6「大鹿村騒動記」阪本順治監督 300年続いた歌舞伎が名物の村にある居酒屋へ、共同経営者のおさむが帰ってきた。一人で経営してきた男は、おさむに自分の奥さんをとられて駆け落ちされたのだけれど、おさむが戻ってきた理由は、奥さんが認知症だからだ。
7「せかいのおきく」阪本順治監督 人糞処理を仕事にする弥助は、相方とともに、厠の前へ雨宿りにきた武家のおきくと知りあう。おきくの父は侍で、よからぬ男たちに呼びだされて殺される。父の後を追っていたおきくは喉を切られて命は助かったものの声を失う。
8「お母さんが一緒」2024年、監督脚色橋口亮輔) お母さんの誕生日祝いに温泉旅行を企画した三姉妹は久しぶりに会ったのにけんかばかりする。お母さんだって偏屈で誕生祝いにもらったストールを貶す。
9「ミスティック・リバー」2003年、クリント・イーストウッド監督 ボストンで幼なじみの少年たちジミー、ショーン、デイブは、デイブが見知らぬ男に誘拐され性的暴行を受けてから疎遠になった。25年後、ジミーの愛娘が殺される。刑事となったショーンはデイブに疑いを持つ。娘を殺されたジミーはデイブを問い詰めて自白させ殺してしまう。けれど、けれど。
10「マッチング」監督、脚本、原作内田英治 マッチングアプリで結婚したカップルが三組も立て続けに殺された。ウエディングプランナーの女性のまわりで起きた殺人事件だった。彼女に一方的に好意を寄せる男の言葉がいい。「世間でいうならストーカーですが危害は加えません。ピースフルなファンのようなものです」そうくるかと思った。
11「ハメルーン」2013年、監督坪川拓史 元校長が会津の廃校で暮らしているところへ、市の職員が校舎の解体を告げにくる。校舎に保管される遺跡出土品の調査のため、博物館の職員・野田が訪れる。
12「悪人」2010年、李相日監督 長崎の小さな漁村に住む祐一は出会い系サイトで佐賀の光代と出会う。祐一は福岡で女性を殺していた。女性の遺族に彼は追いかけられている。犯行がばれた祐一は光代に逃走を持ちかけられて逃げる。祐一は光代に会うまで、悪いことというのがわからんかったと言った。
13「カップルズ」1996年、エドワード・ヤン監督 仕事を定時で切りあげて浜松の映画館で観た。一週間限定公開でこの日が最終回だと意識していた。午後になりどうしても観たくなった。四人の悪童が住むところもガールフレンドも共有していたが、リーダーの父親が借金を作って逐電してから金貸しに追いかけられる。
14「八犬伝」2024年、山田風太郎原作、曽利文彦監督 人気作家の滝沢馬琴は、友人の葛飾北斎に自分の話を絵にしてもらう。その話は八犬士が集り、里見家にかけられた呪いと戦うというものだ。馬琴が書き進める間に、長男が病気で亡くなり、馬琴は視力を失う。ひらがなしか知らなかった長男の妻・おみちが口述筆記をして話を終結させる。
15「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」2024年、大九明子監督 初恋クレイジー(スピッツ) 関西大学の小西徹は、同じ授業を受けていた桜田花に声をかける。一方バイト仲間の咲から小西は告白される。
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7月に読んだ小説は七冊。
1「烏に単は似合わない」阿部智里著
2「傾城の恋/封鎖」張愛玲著
3「きょうのできごと」柴崎友香著
4「マザコン」角田光代著
5「奇蹟の如く 異聞・島原の乱」中村柊斗著
6「背徳の詩集」森村誠一著
7「女が殺意を抱くとき」藤田宜永著
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とじこもってばかりはせず
海を見にいったりする。
海水が混じっているけれど、浜名湖です。
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