ゴールデンウイークに入り、
静岡西道場は今日から5月6日(火)までお休みです。
次の稽古は5月9日(金) 19:00〜21:00、
静岡市立高松中学校武道場で行います。
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2020年3月、コロナ禍を機に故郷の浜松市へ帰ってきた。
当時、おじおばから「35歳にしかみえん」と
言われてそのつもりでいたけれど、
鏡の前に立つ僕の顔は性悪ブルドッグみたいである。
55歳の今、はっきりと人生第二ラウンドへ向けて
助走をしている自分を意識している。
助走期間が長くて、踏み切りラインがぜんぜん見えなくて
もしかしたら通り過ぎてしまったかも、
と不安になって後ろを振り返ってもラインはなく、
後続の姿はみえないし、
もしかしたら地獄の一丁目へ向かって走っているのではないかと
怯懦にすら囚われてしまう。
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一か月で目標としている映画15本をやっと観終わる。
1 コレクティブ 国家の嘘(アレクサンダー・ナナウ監督)
2015年、ルーマニアのライブハウスで火災が発生して27名が亡くなる。その後、本来助かるはずのけが人が、なぜか収容先の病院で次々と命を落とす。記者がその謎を追う。
2 花束みたいな恋をした(201年、土井裕泰監督)
大学生の男女が出会って好みが合うと知ってとんとん拍子に交際が進む。ところが一緒に住み始めて、些細なことで意見が違うことに気づいていく。
3 まともじゃないのは君も一緒(2021年 前田弘二監督)
人と接するのが苦手な予備校の数学講師の男が、教え子の女性から「ふつう」を教えてもらう。けれど「ふつう」って別になりたいものじゃなかった。
4 さよならくちびる(2019年 塩田明彦監督)
女性デュオ「ハルレオ」は解散を決め、ローディ兼マネージャーを伴って全国さよならツアーに出発する。
5 少女は卒業しない(2022年 中川駿監督)
廃校を控え、校舎の取り壊しが決まっている高校を卒業する生徒たちのそれぞれの気持ち。エンディングで流れるみゆな「夢でも」がすばらしい。
6 1秒先の彼(山下敦弘監督)
郵便局の窓口に勤めている男は何をするにも他人より1秒早く、一方女性は1秒遅いからすれちがう。
7 コンカッション観了(ピーター・ランデズマン監督)
50歳で死亡したアメフト選手を調べるナイジェリア出身の医師が、アメリカ合衆国で差別の目にさらされながら、重なる脳振盪が慢性外傷性脳症へとつながったと証明する。
8 ぼくは明日、昨日のきみとデートする(三木孝浩監督)
京都の美大に通う20歳の男子学生は電車の中で女子学生に一目ぼれし、相手も応じてくれて〈なぜか〉うまく交際が始まる。
9 教皇選挙(2025年 エドワード・ベルガー監督)
劇場で観た。カトリック教会のローマ教皇が死去し新教皇を決める教皇選挙<コンクラーベ>が始まる。司教の間での策略が横行する。
10 怪物(2023年是枝裕和監督)
湖畔の町で雑居ビル火災が起きる。小学生の男子児童二人には秘密がある。教師が悪者にしたてあげられる。だれが怪物か。
11 あんのこと(入江悠監督脚本)
21歳の杏は母親から売春を強いられ、覚醒剤使用容疑で逮捕される。取り調べた刑事が無償と思われる支援をしてくれ、万引きも薬もやめる。なのに。
12 余命10年(2022年 監督藤井道人)
20歳で難病を発症した女性が、好きになった男性と余命十年を生き抜く。
13 ボーイズ・オン・ザ・サイド(1995年 監督ハーバート・ロス)
クラブをクビになったシンガーの女性が、捨て鉢な女性と旅に出て、友人の女性宅を訪れて彼女の夫を殺してしまい、逃亡の旅に出る。
14 愛なのに(2022年 城定秀夫監督)
古書店の店主は、高校の女子生徒が足しげく通っては恋文をくれるが、彼はほかの女性に片思いをしている。婚約者の浮気に気づいた女性が報復のため店主に同衾を持ちかける。
15 プラン75(2022年 早川千絵監督)
近未来、75歳以上の高齢者が安楽死できるプラン75の申し込みが募集されている。プラン75職員の男は音信不通だった叔父と窓口で再会、女性清掃員は高齢を理由に解雇される。
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週末は10kmを走っている。
遠州浜の凧揚げ会場は浜松祭りへ向けて着々準備中だった。
ロードワーク中に空道トレもする。
ときどき自分でもどこにいきたいのかわからなくなる。
けれど目標ははっきりしている。
自分を知ることである。それで自分の手綱を握ることができれば、
ひとにもっと優しくなれるのではないかと思う。
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