今日11/4(月)は文化の日振替休日でお休み

 今日11/4(月)は文化の日振替休日のため、

静岡西道場の稽古はお休みです。

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 11/2土曜、11/3日曜と泊まりがけで

 北斗旗空道全日本無差別選手権へ審判として参加するため上京した。

 土曜の夜は全国支部長会議。

 30年ほど前は、空道の大会にはたくさんの出場希望者がいたし、

国立代々木競技場第二体育館には多くの観客が訪れてくださっていた。

 ここ数年はキックやブラジリアン柔術などほかの格闘技の人気に押されぎみで、

競技人口も少なくなった印象があるし、観客の数も減っているという。

 これが今、空道連盟でなんとかしたいと考えている課題の一つである。


 ただ、空道の技術水準自体は、過去と比べてどんどんあがっていると思う。

 打撃、投げ、寝技、それぞれ得意な選手が持ち味をだすようになり、

単調な試合がなくなっている。

 パンチや蹴りの応酬があったかと思ったら、

次の瞬間には投げが入って選手の体が宙を舞っている。

 寝技になっても、下になった選手は殴っても蹴ってもいいので

関節技、絞め技の攻防にも目を離せない。


 そこで、空道にかつてのように人を呼び寄せたいと

今大会の二か月ほど前から全日本空道連盟で動きが活発になった。

 空道連盟では積極的に注目選手の動画をYoutubeでアップロードしたり、

全国に散らばる空道関係者たちが

「会場へ足を運んで、ぜひ空道を知ってほしい」と呼びかけたりした。

 自分も、空道連盟から依頼されて選手の応援動画編集に加わった。

 ※空道【KUDO】クリップ(公認)

 〈A Day in the Kudo Life〉 https://www.youtube.com/@kudo5715

 日曜の午前八時半、審判団、スタッフたちが集まる。

 自分も審判団の一人として打ち合わせに加わって一息ついたとき、

ふと会場内を見上げた。

 少なくとも自分だけの感覚では、ここ数年なかったほど、

観客席に人が座っていた。

 開会式前まであと十分くらい。

 連盟の方の努力を、わずかながらだけれど、ぼくは知っていた。

 観にきていただいた方々へ、感謝の気持ちが込みあげてくる。

 スタッフはきびきびと動いていて気持ちがいいなあと思っていたら、

場内アナウンスでこれまで聞いたことのない声を聞き、

席に座る大男がいて驚く。

 兵庫・宝塚の山田壮支部長だった。

 全日本選手権の優勝者であり、

Youtubeチャンネルでもおもしろい動画をみせてくれている男である。

 見た目のごつさと、聞き取りやすい声の落差がすごかったけれど、

選手のコールにぴったりな声だと感心した。

 29試合、副審としての役割を果たしたあと、

決勝トーナメントをじっくりと観ることができた。

 パンチや蹴り、あざやかな投げ技、寝技など多彩な展開で、

ハイキックによるダウンシーンもあり、見ごたえがあった。


 そうして過去、観客席から漏れてきた言葉を思いだした。

「キックの試合を観に来たんじゃねえぞ〜」

 来場者は、パンチや蹴りだけに終始する試合ではなくて、

投げ技や寝技ももりこまれる、空道の試合を観にいているんだと改めて思った。

 ことしの無差別選手権は、とてもおもしろかった。

 ベスト8のうち、5人が軽量級、中量級の選手だった。 

※写真は名古屋西・板子支部長と。お互い「西」同士


 今、全日本空道連盟は

覚悟を持って競技の普及にとりくんでいる。

 ぼくも微力ながら地方での空道の普及に貢献したいと考えている。


(社)全日本空道連盟 大道塾静岡西道場

(社)全日本空道連盟 大道塾静岡西道場は静岡駅近くで稽古をしています。 空道は総合格闘技であり、礼節を重んじる武道です。 責任者・門井研は、大学入学から現在まで35年のキャリアがあります。 静岡県空道協会と静岡市空道協会に所属。 空道は、2026年青森県国民スポーツ大会のデモ競技となりました。

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