今日10/14(月)は祝日のため稽古はお休みです。
他の祝日ならお休みでもいいけれど、
スポーツの日なのに休みなどとけしからん!
という向きもあるかもしれません。
個人個人で体を動かす日にしたいと思っていました。
というわけで今日は10kmを走る。
朝、郵便受けに新聞を取りにいったきり
アパートから一歩も外へ出ていなかったせいか
外へ出ると夕暮れどきながら風景がまぶしかった。
スポーツの日なのに、朝から
「こちらあみ子」(今村夏子著)を読んで
主人公あみ子の造形と作者の語り口に、
うわーすげえーと感嘆しつつ、
全日本空道連盟から依頼を受けた
11/3(日)に開催する無差別選手権の選手応援動画、第二弾の
編集にとりかかって机にかじりついていた。
ちなみに第一弾はYoutubeで公開中です。
https://www.youtube.com/watch?v=5MIuhoS7nik&t=26s
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ランニングへ出発して五十メートルほど走ったところである。
足から急に力が抜けて「あ、転ぶ」と
思った瞬間、急に体の重さを感じた。
最近体重計に乗っていなかったけれど
ひょっとしたら10kgくらい増えたのではと錯覚するほど
地面に叩きつけられたとき、衝撃があった。
左手の生命線につぶつぶ、
両膝に擦り傷ができた……だけだけれど痛かった。
土曜、日曜、祝日と、三日間も
座りっぱなしで体がなまったんじゃないか、
いくらなんでも休日三日間、ずっと同じことをして
机にかじりついていたら体に悪くないか、
いや会社でもデスクワークだし、
座っているところは胎児の姿勢一歩手前なんだから
本当は安心できる形なのではないかなどと
ひとしきり考えながら、10kmを走り終えた。
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少年、青年、壮年へぼくは伝えたいことがあります。
どんなにつらいことがあっても、
くらしは変えられるのではないかと考えているということを。
松本清張「けものみち」は結末は少し暗いけれど
主人公の生きる道はたしかに変わった。
サマセット・モーム「人間の絆」は、自分の拘泥から
ときはなたれた結果、明るい結末になっている。
いずれも故・東孝大道塾塾長から教えていただいた作家である。
今所属しているところが
窮屈だったり悲しい気持ちを抱くものだとしても、
ほかにあなたをまねているところは必ずあります。
ぼくがそうでした。
苦しかったら、しばらく泣いてからでいいので、
いや泣き続けていてもいいから、
個人的な正義をかざしている場所から
少しずつ離れていく。
どんなものよりきみの命は尊い。
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