静岡西の月曜、金曜の定時稽古でおこなうのは、
ほとんど同じことの繰り返しである。
相手が殴ったり蹴ってきたりしたら防ぐ。
接近したところで投げ、組み伏せて
関節や腱を極めたり、頸動脈を締めたりする。
それぞれのパートでは優秀な先達の格闘技がある。
ボクシング、キック、空手、テコンドー、
相撲、柔道、レスリング、ブラジリアン柔術などである。
併走する競技として総合格闘技の修斗や、MMAにも言えることだけど、
空道のよさはなにかというと、ぼくが思うには
打撃ー投げー寝技のあいだで、
それぞれほとんど無関係になっているところを
ひとつに接続するところだと思う。
実際に町のけんかをみた経験では、
殴り、蹴りから、もしくはにじりよってともかく近づいたら、
襟を掴んだりして組み付くことになる。
すると投げ技のできるひとは投げるだろうが、
たいていできないので膠着する。そもそもできるひとはけんかをしない。
投げ技や寝技はちゃんと覚えないとできないが、
殴る蹴るはフォームの善し悪しは別として誰でもできるものだからだ。
空道では、理想としては一発も殴られたり蹴られたりせずに
くみついて首相撲になったり、道着をつかんで頭突き、ヒジ、ヒザ、
そして投げてから腕の関節を極めたり頸動脈を締めたりする。
この一連をつなげる動作が空道の技術にはあると思う。
特に、パンチや蹴りの攻防から投げにつなげるのは、
意外にたいへんな修練を必要とするのだ。
+++++
空道はだれでもできる、身を守るための技術であり、
倫理を身につけられる武道です。
10/9(月)は祝日のため、静岡西の稽古はお休みです。
次回は10/13(金)です。
自分も、
月、金は空道を楽しみ、
水はグレイシー・バッハでブラジリアン柔術を学び、
週末は10km走っています。
どんなことがあっても絶望などしない。
自分の命を消して、大切に思ってくれていたひとを
悲しませるなどぜったいにしてはならないと思う。
誰かが傷つけようとするなら、
同じ程度の強度で立ち向かう。
パワーハラスメントやセクハラなど立場を利用した
高圧的な態度は、
場所が違えばまったく無力になるのに、
利用しているときのひとたちは気づかない。
0コメント