アドレナリンドライブを観る。石田ひかり、安藤政信主演、矢口史靖監督。
レンタカー屋で働く鈴木悟は、
「会社を辞めたい」と運転する車中、
助手席の上司に告げる。
引き留める上司から運転中に目隠しなどの悪ふざけをされるうち、
ヤクザの乗った高級車に車を追突させてしまう。
ヤクザの事務所に連れて行かれ、五百万円を悟は要求される。
新米だと思われた悟は、
お茶くらい入れろと言われて古いガスコンロに触れるが火がつかない。
まだ茶いれんのか、と言われて他の舎弟がコンロを操作した瞬間、
漏れていたガスに引火して事務所が爆発し、炎上する。
生き残った悟は、
後輩から買い出しを言われて病院を出てとおりがかって
巻き込まれた看護婦の佐藤静子とともに、
事務所にあった2億円を持って逃走する。
コメディだから暴力場面は、
はらはらしながらも安心してみていられる。
なによりも、
今したことが次なる重大なことにつながっていく様子が、
出色のできばえだと感じた。
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昨日は月曜、静岡西の定時稽古。
寝技を猛特訓。もちろん打撃もする。
帰宅すると3月に母から贈られた胡蝶蘭は三つばかり花を残して
うなだれていた。
ぼくからすると奇怪な人と思える母から贈られた胡蝶蘭は
来年も花をつけるだろうかと考える。
子どものころからずいぶんひどいことされたし、
今もひどいままだけれど、遠く離れているからいい。
胡蝶蘭にささっていたカードをそろそろ捨てようかと思って裏返す。
〈無事にアパートに帰っていってほしいので、
ことしも胡蝶蘭を贈ることにしました〉
愛しているのか壊したいのかどちらなのかと、
問いたくなるが、だいたいわかっているからそのままにする。
できるだけたくさんのひとが、幸せになれることを願っている。
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