ぼくは、情けないと自分でも思うのだけれど、
空道のスタイルも、実生活においても
受け身である。
ぼくは誰とも争いたくないだに、
まわりのひとは、他人との競争がすきなのだ。
彼我の差がどれくらい開いているかについて、
ぼくはあまり考えない。
自分が思う理想の姿が描けたら、
それはぼくたちの気に入る暮らしではないかと思うのだ。
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月曜は静岡西の定時稽古をし、
昨日は忘年会をした。
毎回、ぼくは仲間たちの言葉に感動する。
ベートーベンの「悲愴」が脳裏を流れていく。
「十年経ったら先輩いなくなっちゃうんじゃないかって」
後輩の言葉に動揺する。
したけど「おぬしらのそばから離れやへんよ」って伝えたのだ。
上り下りがわからなくなってホームで電車を待つ。
もうぼくのまえに電車は永遠にこない覚悟をもって生きていくのだ。
誰も待っていない現実へ、
けれども補う想像が、
やっと来たのか遅いじゃないかっていう将来へ向かって。
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