小学生のころ、じょうずではないが
幼なじみといっしょにして楽しかったことは、
ペッタン、けん玉、ヨーヨー、アリジゴク採りなどだった。
たいてい男の子が好みそうな遊びである。
ところが大人になってから、好きなことは
ずいぶん変わってしまった。
父や母から電話が来て必ず「今なにしてた」と尋ねられ、
すぐに「わしはあんたの恋人か」と答え、電話の向こうから笑いが聞こえてくるのが
常である。
ほんとはなにしてだだ、と追って訊かれるので正直に、
「部屋の模様替え」と言うと「女の子かおまえは」と言われ、
「かれそうな花に水やり」と答えると「花咲かじいさんかおまえは」と笑われる。
ぼくは毎日、洗濯、食器洗い、他人には見せられないもの炒め、
植物に噴霧、腹筋、えら呼吸、などをしているのだが、
今度「何者なのだ」と問われたら「地球を救うためにきた平和の使者」と
言おうと思っているのだが、最近はだれからも連絡はないのでふういんしている。
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きょうの稽古は7人で。
笑いじわができるくらいに笑える稽古が、
いまのぼくの目標です。
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