星町の物語を読む・11/3(木)の稽古はお休み

 折しも10月27日から読書週間が始まった。14日間である。

 まずはショートショート集の「星町の物語」(太田忠司著)を読む。

「球根」

 夫が花壇に植えたのはクロッカスの球根だった。「帰ってくるまで世話を頼む。春にはきっと咲くから」

 そう言って夫が入院してから、球根の世話は妻の仕事になった。今まで花を育てる経験はなかった妻にとっては大変な仕事だった。園芸の本を読み、毎日花壇をのぞきこんで土の中の球根を、夫が退院するまで枯らしてはならないと彼女は誓う。

 春が訪れたころ、球根が土を割って小さな芽を出した。

 夫が花の世話をすることはもうない。妻がしなければならなくなってしまった。

「もうすぐ花が咲くわよ」妻は夫に語りかけるが当然ながら返事はない。

 ……

 たった一、二枚で終わろうとする話で、また泣かされてしまうと感じたのに、

そうではなかった。

 東孝先生なら「イヨー」とおっしゃったに違いないと思う。

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 月曜の稽古は4人で。

 稽古は二部に分けて、一部を追いこみ、へとへとになったところで

二部で追いこむ。

 月曜の夜、Instagramに投稿しようとすると、

不具合が起きてできなかった。

 翌朝見たら、投稿されていた。多くの人の端末で同じ現象が起きているようだった。

 土曜日は15kmを走った。よく1時間半も費やせるものだと我がことながら感心する。

 日曜はひたすら、話を読む。読書週間の今は入院中かと思うほど、

本、映画、ラン、稽古の繰り返しである。

 写真はロードワークの一環で、シャドートレーニング。

 相手のパンチをダッキングでかわして右のカウンターパンチを当ててのけぞらし、 

さらに左のフックで相手の脳を揺らしてから

右の首投げをするトレーニング。倒れたあとは関節技と絞め技で制します。

 多くの人が終わった人だと断定しているのは

わかっています。

 けれど、自分がしたいことは、

誰も傷つけないかぎり

していきたいと思っています。

(社)全日本空道連盟 大道塾静岡西道場

(社)全日本空道連盟 大道塾静岡西道場は静岡駅近くで稽古をしています。 空道は総合格闘技であり、礼節を重んじる武道です。 責任者・門井研は、大学入学から現在まで35年のキャリアがあります。 静岡県空道協会と静岡市空道協会に所属。 空道は、2026年青森県国民スポーツ大会のデモ競技となりました。

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