心の傷の修復法

 他人はおそらく覚えていないし、たいしたこととは思っていなくても、

自分は傷ついたというできごとは確かにあると思う。

 自己の尊厳を守るのはとても大事である。けれど、それだけでは

心の傷を修復することができない、ことがある。

 多くの場合、禁止されてもいないのに

他言していないので、もちろん他人が知るよしもない。

 誰も知らないのだから、一人で苦しむしかなくなってしまう。

 傷なんて修復できないかもしれないが、

経験上ひとつの効果的な方法としては、他人に話を聞いてもらう、というのがある。

 別に解決なんて求めていないので、ただただ聞いてもらうのだ。

 すると、一人で立ち向かっていたのに、

他の人も自分の背後にいて、サマーウォーズの一場面のような、

端末に向かっている君を、たくさんのひとが囲んで応援してくれているということが

起きるだろうと考えるのだ。

 ぼくは52歳まで生きた。

 どんなに苦しくても辛くても恥ずかしいことがあってもいい、

今いる場所から遁走したら必ず変わる。

 学校はどうする会社はどうするとかお金はとか考えてしまう、

でも、一度脇へ置いて大脱走を図るのだ。

 たとえば「空道なんてやっていたって、食べるものとか住むところをどうするの」

といわれるかもしれない。

 でも今ぼくたちは、将来、なんとかできるように礎を作ろうとしているのだ。

 今日、全力でやりとげたら

明日は、つぼみができているかもしれないじゃないか。


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 今日から、猛者たちが道場の仲間入りをしました。

 午後7時から8時までは試合前の稽古、

午後8時から9時までも選手の研究稽古で、

6人が参加しました。

 幼稚園年中、小学四年生、三十代、四十代、五十代が

いっしょになってできる格闘技ってたのしい。


(社)全日本空道連盟 大道塾静岡西道場

(社)全日本空道連盟 大道塾静岡西道場は静岡駅近くで稽古をしています。 空道は総合格闘技であり、礼節を重んじる武道です。 責任者・門井研は、大学入学から現在まで35年のキャリアがあります。 静岡県空道協会と静岡市空道協会に所属。 空道は、2026年青森県国民スポーツ大会のデモ競技となりました。

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