他人はおそらく覚えていないし、たいしたこととは思っていなくても、
自分は傷ついたというできごとは確かにあると思う。
自己の尊厳を守るのはとても大事である。けれど、それだけでは
心の傷を修復することができない、ことがある。
多くの場合、禁止されてもいないのに
他言していないので、もちろん他人が知るよしもない。
誰も知らないのだから、一人で苦しむしかなくなってしまう。
傷なんて修復できないかもしれないが、
経験上ひとつの効果的な方法としては、他人に話を聞いてもらう、というのがある。
別に解決なんて求めていないので、ただただ聞いてもらうのだ。
すると、一人で立ち向かっていたのに、
他の人も自分の背後にいて、サマーウォーズの一場面のような、
端末に向かっている君を、たくさんのひとが囲んで応援してくれているということが
起きるだろうと考えるのだ。
ぼくは52歳まで生きた。
どんなに苦しくても辛くても恥ずかしいことがあってもいい、
今いる場所から遁走したら必ず変わる。
学校はどうする会社はどうするとかお金はとか考えてしまう、
でも、一度脇へ置いて大脱走を図るのだ。
たとえば「空道なんてやっていたって、食べるものとか住むところをどうするの」
といわれるかもしれない。
でも今ぼくたちは、将来、なんとかできるように礎を作ろうとしているのだ。
今日、全力でやりとげたら
明日は、つぼみができているかもしれないじゃないか。
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今日から、猛者たちが道場の仲間入りをしました。
午後7時から8時までは試合前の稽古、
午後8時から9時までも選手の研究稽古で、
6人が参加しました。
幼稚園年中、小学四年生、三十代、四十代、五十代が
いっしょになってできる格闘技ってたのしい。
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