数ヶ月前に知人から「面白いに」と勧められた
「ロボット・イン・ザ・ガーデン」(デボラ・インストール著)を読み終える。
庭にさまよいこんだロボットを見つけた妻が追い払ってくれというのだが、
夫は見かけて話しかけるうちに愛着がわいてしまった。
四角い箱をつなぎ合わせたような不細工といってもいいロボットである。周りの家が使っているロボットは人間に近い容姿をしているのだ。
ロボットに言い聞かせようとすると「やだ」という返事をしたり言葉を覚えはじめの幼児のようである。
獣医になるはずの彼はまだなれない。妻から「何一つ成し遂げたことがない」と言われた言葉が彼の心に突き刺さる。いろいろなことが積もっており、彼は妻から離婚を言い渡される。
ロボットの胴体についたフラップを開けるとシリンダーがあり、出会ったときには液体が満ちていたのに三分の二に減っている。液体がなくなると機能停止するとロボットに言われ、修理ができる業者を探しに彼はロボットを連れて旅に出る。
この作品が映画化されるようだということを、最近新聞の広告欄で知った。
最近は街路で寄り添って歩く恋人たちを見ては心が温かくなったり、
駅の構内で集まって時刻表を見上げているひとたちを見ては、
生まれたての子猫群のように感じられて心が動かされたりする。
おもしろい話を見たり聞いたりすると、日中も思いだして考えこんでしまうのだ。
にんげんはかわいらしいいきものです、と
人類を知らない異星人に向かってビラを配りたくなる。
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更新しそびれていましたが、
7/14(木)の稽古は大人3人、小学生1人、幼稚園年中1人の5人が参加しました。
ブログの画像は容量制限に達したので7月に入ってから載せられなかったのですが、
古いものを少し削除したので再び掲載します。
笑っているときも、がんばっているときも、つらそうなときでも、
さびしそうにみえるときでも、どうであっても
君はかがやいている。
あさって7/18(月)は海の日(祝日)のため、静岡西の稽古はお休みです。
よい休日をお過ごしください。
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