今日、浜松市北区引佐町の引佐体育館で行われた
静岡県支部合同合宿には、県内から45人が参加しました。
午前九時からの審査会では、
基本稽古、移動稽古(野球の素振り)を全力でこなし、
投げ技、寝技技術を確認します。
そのあと、試合形式でスパーリング。
審査会でのスパーリングは、ふだん道場で行う技術トレーニングと異なり、
試合と同じくノックアウト制です。
いつもの動きが、緊張した心の状態で、体も力んだ状態で
相手にぶつけることができるかどうかを試すのです。
自らの技術をすべて解放するために、
雄叫びを上げて、頭の中でくみたてていたコンビネーションなんてみんな吹き飛んで、
ただ体が動いていく感覚は試合ならではのものです。
終わってから仲間や、対戦相手のセコンド陣に言われてようやく、
「ぼくはそんな動きができていたんだ」と思うほどです。
ほとんど覚えていない。
けれどみんなであのパンチよかったに、などとたたえ合ううちに、
ちょっとだけど、君たちは成長していくのだ。
正午から行った、静岡県空道協会の総会には、
浜松市、富士市、静岡市の各空道教会の幹部ら四人が集まって、
2021年度の収支報告と活動報告、2022年度の予算と予定を
承認しました。
午後からは技術研究を2時間。
いつも教えてもらっている先生ではない、
他の地区の先生の講習は実り豊かなものだったでしょう。
大人も子どももいっしょになって稽古をするのは、
他の競技ではめずらしいのではないか。
空道では、大人は子どもを子ども扱いしていないし、
子どもは大人を異人種としてみてもいない。
いっしょに稽古をして、ぼくはそう思いました。
ことしもたくさん、いい稽古ができるといいですね。
少しずつ研さんを積んだ先に、
みなさんにとって希望にあふれれた未来が待っていますように。
これはもちろん、少年だけでなく、青年、壮年、男女すべてに対する思いです。
支えたいがために、毎日、自分の知力と体力をもやしつくしていく。
0コメント