夢、の話です。
母が嫁いだ成田市の家が引っ越したというので、
弟と二人で見に行く。
十戸ほどの武家屋敷みたいな住居が広場を囲む、
入り口に赤い鳥居をまつった小さな神社のある小群落である。
隣の家とは少し離れていて、真新しい敷居が印象的である。
父曰く「隣は不可侵地帯にしてもらった」とのこと。
父は健康そうだが、背中にかまぼこのような板がついている。
弟と二人で二階に上がり、窓から風情のある昔の住居を見下ろす。
この家も同じかなあと考える。外観は記憶してないのだ。
弟がふざけて石を投げる。石のつぶては群落の入り口、
鳥居の前の、馬小屋のようなところへ吸いこまれていく。
「まずい」と彼がいう間に、小さな虫のような細かいものが飛び出し、
続いてネズミなど小動物が、さらにネコ、犬、牛、馬などと、
次第に大型の動物たちがたくさん飛び出す。
最後には農家の人々も出て行く。
そんなにあの農家には住んでいたのかと驚くほど、すごい数だと驚いて
目が覚める。
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これはおそらく凶兆であると自分で思ったのだが、
記録欲にせっつかれて、枕元のメモ帳に急いで書きつけた。
夢の中も生きることが、
睡眠中も無駄な時間だと思わない方法のひとつではないかと思っているからだ。
今日の稽古は一人だと思っていると、
半月板手術を終えて無事退院した後輩が、左足に装具をつけて
松葉杖をついてやってきた。
いつもたくさん食べる。
一人でたべるのに、一人分は作れない。これでいいのだろうか。
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