日本テレビ系の24時間テレビには障がい者の人生の一端が紹介され、
逆境を越えてくるひとたちの姿勢に感動します。
けれど中でも最も心を動かされるのは、
障がい者自身が募金に来ていることをちらと目にすることです。
足を引きずって、車椅子で、誰かの方を借りて。
あなたこそが助けを必要としているんじゃ、ないですか、といいたくなるのは
ぼくが凡百の男だからだと思う。
今夜、ぼくたちがマンツーマンで、
オーダーメイドの、
ちょっとした転換点と言ってもいい
——言い過ぎかも——稽古をしていると、
ふと思う。
ぼくこそが、助けを必要としているほど弱っちいのに、
こんな空道の稽古して……
でもぼくは思うのです。
いつか、ぼくたちだって、
大切なひとたちを、助けに行きたい。
自分だって救うことができない癖にって、
周りの人は嘲笑するけれど、
ぼくたちはそのために生まれてきたと思う。
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