ずっと先で意味がわかるが今はまだ

 ぼくの身長は20代のころ160cmあったが、

30歳を超えてから縮みはじめてことし健康診断で計測したところ、

158cmだった。

 身長について劣等感があったのは十代のころまでである。

 大人になってからはまったくないし、

他人が大きかろうが小さかろうが、

それで人間の強さ弱さが決まることはないとわかっている。

 19歳で空道をはじめてから、

190cm近くて細身の相手はサバ折りがしやすかったり、

背負い投げをしかけやすいことがわかった。

 もちろんハイキックなど届かないけれど、

そのかわりいい位置で足を蹴ることができる。

 さらに大きなひとに対しては、パンチをかわしやすい。

 また寝技にもっていけば、

腕や足の太さはとても違うかもしれないが、

首の太さはそれらよりもたいした差がないから、

関節技よりも

首を絞める技で勝負をする。


 ぼくにとって、そのときどきで感じる困難の意味は

一年、または数年経ってからわかるのだと経験上思っている。

 今くるしむ理由はぜんぜん、わからないのだが、

やがてわかるだろうと思う。

 他人や環境を変えることははむずかしい。

 ならば、自分をかえていくのである。

 自分を変えるのもむずかしいが、

懊悩のうちに停滞するよりは

多少痛みを伴っても進みたいと思うのである。

 そして、

自分の変容を手助けしてくれるひとが、たしかに存在するのだ。

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 ことしの静岡西空道の稽古は昨日おわりました。

 一年間、どんなことがあっただろう。

 今日も一時間前に起床したような気がしているから、

ことしの正月などきのうのことのようである。

 思いだすのはあのときあんな言葉でひとを傷つけてしまった、

気を悪くさせてごめんなさいということで、悔悟ばかりである。

 それでも朝五時五十五分に目覚ましをかけて起きる。

 そうだゴー・ゴー・ゴーだ。


 年明けの稽古は1月5日(金)、19時から21時です。

 いつもすばらしい未来が、あなたを待っていると祈っています。

 ぼくも、命がすりへるほど努力しようという気持ちを

ふるいたたせたいと思い、

毎日裏返った亀のようにじたばたしていきます。


(社)全日本空道連盟 大道塾静岡西道場

(社)全日本空道連盟 大道塾静岡西道場は静岡駅近くで稽古をしています。 空道は総合格闘技であり、礼節を重んじる武道です。 責任者・門井研は、大学入学から現在まで35年のキャリアがあります。 静岡県空道協会と静岡市空道協会に所属。 空道は、2026年青森県国民スポーツ大会のデモ競技となりました。

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