ロックス(山川健一著)を読む。
コンビニエンス・ストアでレジ係をしている俺のもとへ、若い男が強盗に押し入る。強盗を床に押さえこんで返り討ちにし「ライブハウスで明日の六時に会おう。金の一部は俺によこせ」と持ちかける。
俺はバンドでヴォーカリストをしていたが、他の仲間全員が偽装解散をした。要は俺を追い出したかっただけだ。今でもバンドはヴォーカリストの俺なしでフュージョンを演奏しているらしい。
若い男は本当に六時にやってきた。その男が所属しているバンドに誘われる。
クスリでだめになっていくドラムの華奢な女の子、本当は気弱なのに薬漬けで強盗をした男、「俺」が自身で外道というほどのていたらくぶりは切ない。
土曜の朝、二時間読んでから10kmランニングにでかけた。特に走ることが好きではなかったけれど、54分28秒で帰ってくる。1km5分26秒である。弟にごりぽんとあだ名される体型なので転がるように走る。
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今日月曜は空道の定時稽古。とても暑かった。
少年部2人、大人6人で。
空道の〈基本〉、打撃の防ぎかた、殴られ蹴られてから投げる、と
たっぷり2時間動くとまったく動けなくなってしまう。
後輩たちが真剣に稽古をしているのを見ていると
感動してしまう。
もちろん自分としても熱意を忘れていないわけではない証拠に
週末ロードワークをするけれど。
彼らのような笑顔を僕も取り戻したいと思う。
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