映画「スタンピード」を観る。1966年公開のアメリカ映画、西部劇である。
角のない牛ビンディをはるばるイギリスからアメリカまで売りに来た母と娘。
一家の大黒柱を失って金を得るために来たのだった。
当時、長い角を生やした牛こそが強い生命力を持つといわれていたが、
種牛として売れるとふんだ母娘は角のない牛をを競売にかけると、
あれっ、2,000ドルで競り落とす男が出てきたではないか。
競売所で知り合ったカウボーイが、引取先まで牛を運ぶといい、
母娘もついていく。
ところがこのカウボーイは暴れてばかりである。
牛を売った大金をもっていると知った男が母娘を追ってきては乱闘になり、
銃をぶっ放す。たくさん人が死ぬ。裏切りや妬みなんかで。
ここで母親が言う言葉にぼくは心を打たれた。
「殺し合いばかりしてるからこんな国になるのよ」
引取先の牧場からいなくなった角のない牛が
とてつもない価値を生むことになると信じたカウボーイは、
雪の下に埋もれた牛の死体を見つける。
きっと子牛を産んでいるはずだと諦めずに探すと、
彼はついに角のない牛の子を発見するのである。
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今日の稽古もたのしく四人で。
空道愛好家は、道場でお互いを磨きあう。
無意味な闘争がいちばん苦手なんだと思う。
いずれ自分の心の内に、とてつもない価値があるものを見つけるために
空道の修行にまい進する。
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