僕は、人の心に起きることを見て喜ぶ類型の人間ではなく、
自分の心に起きることを観察したい類型だと思っている。
旅のうちでも一人旅というのは、
人から親切なことをしてもらったりすれば
普段、会っている人からも優しくしてもらっていると
改めて感じられるし、
自分がどれほどひどいことを他人にしてきたのかを
内省して打ちのめされたりもするいい機会である。
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土曜から今日月曜まで、東京都へ行ってきた。
どこへ行くのかと後輩から尋ねられると
〈ひがしきょうと〉と答える都市である。
「えっ。京都へ行くんですね。何という町ですか」
「いや、だから」というやりとりを三分くらいはする。
閑話休題。
土曜は全日本空道連盟の支部長会議へ出席して、
日曜は空道全日本体力別選手権大会へ運営スタッフとして会場入り。
四次元さっぽう的な動きが随所に見え、
もちろん野獣的な感じもあって、空道は確実に進化していて
おもしろい。
明けて月曜は「空道創始者 東孝を偲ぶ会」へ参列。
テレビや雑誌でしかお目にかかったことがない著名人が
いらっしゃっていました。
会場は母校に隣接したホテルだったので、
学生時代に通った「三品食堂」でカツ牛を食べる。
ぎゅう、カツ、豆腐とそれから、パラパラしたご飯は
変わっちゃいんにって叫びたくなる。
東京都へ行くのはこれまで、たいてい休日だった。
平日である月曜日に訪れるのは卒業して初めてで、
人の多さにびっくりする。主要な駅の中かっ、
あるいはコンサート直前の会場前かって思う。
写真は、ちょうど少ない時間帯な感じです……。
かつて早大準支部の仲間と自主トレーニングをした演劇博物館横は
あまり変わっていない。
文学部キャンパスへ行くと、
ひときわ目を惹く立て看板を見つける。
「人生は旅」と書かれていた。
ふだん10km走っているので、
10km程度を歩くことは平気である。
山手線内でもっとも高い箱根山へ登る。44.6mである。
その後は早稲田駅から市ヶ谷、皇居の外堀を経て東京駅まで歩いて、
小さな旅をした気分になる。
途中の写真は撮らなかった。いやちょっと疲れてしまい余裕がなくなったのだった。
新幹線で一眠りして帰静すると
定時稽古へいく。
今日の稽古は四人で。
変わらないところを残すのは
努力のいることである。
同じように、日々前進していくことも
大変ながら喜びにあふれたことだと思う。
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