なぜ1時間近くも走り続けることに、
貴重な休日を費やしてしまうのだろう。
10km走る、というのは僕の場合、
10年前から始めた、比較的新しい習慣である。
でも市内でトップの高校の横を通り過ぎるころ、
突然、ひらめいて思わず「そうか」と
つぶやくにしては大きな声を出してしまう。
あたりは信号待ちをする車だけで歩行者はおらず
誰もこちらに注意を向けていなかった。
自分の持って生まれた不完全な性格、感情に
たとえわずかな間だとしても、均衡をもたらすためだと思う。
そうして走り回っていて、
空き地の前にくると
膝から斜めに亀裂が走っていて、キツネ目のようである。
この塀の向こうになにが。
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