おうちでする、空道は楽しい。
本当はおうちではなくて、
みんないっしょにあつまって、
叩いては「いたっ」と叫んだり
叩くのをかわされては「あれっ」と首をかしげたり
投げられたり、腕のかんせつをきめたり
そんなことをしあって、笑いあいたいのだけど。
先週は母の日であった。
大学生時代、母と二人暮らしのときが四年くらいあって、
生活サイクルがくるくる違うので
朝くらいしか顔をあわさなかったけれど、
となりの母の部屋をのぞいて、
鏡台に読みかけの本があったことを思いだす。
彼女はたぶん魔法を使う (創元推理文庫) 樋口有介著
彼女は魔法など使うようなひとではなく、着実に努力を積み重ねていくタイプの女性だった。
でもひそかに、母も魔法を使いたかったのだろうか。
だれに。どこで。
その疑問は三年後に氷解するのだった。
すばらしいひとが現れたと知った。
ぼくたちも楽しい稽古を積み重ねていけばきっと、
魔法を使った、と思われるほどに、躍進をとげることができるだろう。
今日も空道のオンライン稽古。
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