半年以上も前に受けた検診で
「大腸がんの精密検査をおすすめします」と言われたけれど、
たいていの人と同じように、
僕も公の機関や知らない人から推薦されたものは断るたちなので
街角で配られた割引券のように看過した。
その後、携帯に電話がきても深夜にかけ直して「ただいま留守にしております」と声を聞き、
そこがあなたの家なんかーい
とつぶやいたら、
おおおおおーと鬨の声を聞いた気がするにいたり安静にする。
それでも精密検査を受けなければならなくなったのは、会社に電話がかってきたからだ。
その検査を受ける、ということを
誰にも打ち明ける勇気がないまま、
今夜、下剤そのいちを飲んで、
明朝、下剤くのいちを飲んで、
もしその姿を盗み見られたら
「忍者の修行中」と言い訳することを決意する。
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今日の稽古も楽しくできた。
帰宅すると、空道連盟の大道塾総本部から、三段の帯が届いていてうれしくなる。
どんなふうにわらえたかは自分でもわからず戸惑う。
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