周りの人と上手につきあっていきたいから
誘われた会合に顔を出そうと思い、
どうせなら
気の利いた冗談をいいたいと考えて
ジョーク百選などという文庫を読んでみるが、
読書の習慣をもたないので
文字は単なる記号と化して
1メートル先の金魚鉢の中で闘争をはじめる。
評判のおいしい店を訪れて、
周りの人に吹聴したいと食道楽を気取るけれど
どうやらそんなことをしているひとは他にたくさんいるようだ。
そうして、他人のことばかり考えていると、
自分の時間は、自分を喜ばせるまたは
打擲してでも成長させるような目的には使っていない気がする。
それはみな、ぼく自身がして感じてきたことだ。
青少年にいいたい。理想を掲げる中年壮年にも伝えたい。
他人が自分を、どう思っているかなどに割く時間があるなら
自分が、自分をどういうひとにしていきたいか考えて、
考えあぐねたら、
ともに歩むひとと話したらいいと思うんです。
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今日は三人で稽古を。
若き空道家たちが、将来楽しいところへいきつけるように
ぼくは礎になりたいと思っています。
と、えらそうに言うけれど、
実際には、いつも励ましてくれたり新しい考えを教えてくれるのは、
後輩たちのほうなのでした。
いつか恩返しします。
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