24歳で大学を卒業したとき、
ぼくは25年後にどうなっていたいか、という希望は持っていたものの、
どうなっているだろうか明確に観てはいなかった。
後進の指導に当たる、ということは全く念頭になかった。
ぼくは身長159センチと小柄だし、幼少時から運動神経も悪かった。
逆上がりができなかったし、ドッチボールではいい餌食だし、
野球は相手まで投球を届けられない、
サッカーのパスはむなしく股の間を通り抜けていった。
浜松の叔父にあうたびいつも言われるのだが、
五歳の時に、路地で遊んでいて飛び出してきた普通乗用車に
あたまを弾き飛ばされたときから、ぼくは変わったと。
その変化は、急に訪れることなく徐々に、ぼくの軌道を変えさせていったのだと。
もしかしたら、そのとき、
誰かと運命を取り替えたのかもしれんな、とろうそくの火を見ながら叔父は言った。
ぼくと取り替えたそのひとは、いまどこにいるだろう。
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今日は祝日なので午前9時から、3人で。
試合が近いのでもう疲れないようにと考えていたのに、
3分×9ラウンドを技術反復、5ラウンド、マス・スパーする。
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